~お互いを尊重すること~

 

お互いを尊重することは、具体的にどのようなことなのでしょう…。

相手に威圧感や緊張・不安などを与える「上から目線の対応」は、

どのような心構えや姿勢から発生しているのでしょうか?

 

たとえば「医療や介護に携わる皆さんは、モノを扱う仕事ではなく人の命に関係する仕事を選んだので、

人として高いスキルを持っている。」という指導が行われていたら、どうでしょう?

 

の言葉を医療機関内の教育として聞いた

モノを扱う(作る・操作する・売ることなどを含む)外部のお仕事の患者様・ご家族・地域の方々は、

どのように思われますか?

そのような指導をしている医療機関に来られるでしょうか?

  

現在、医療機関は サービス業へと変革されていることが多いので、

大きな医療機関だと、建物も内装もリゾートホテルのようなところも増え

中に入ると、コンビニの他、レストラン、カフェ、

おしゃれな杖の販売店、鬘をお売りになっているお店などが入っています。

 

患者様・ご家族は、外来での長い待ち時間・診察・検査や、

家族の介護などで疲れた身体を、それらのお店で癒していらっしゃいませんか?

それらのサービスや、モノがあることで、笑顔になられていませんか?

 

院内でも、機材などモノを扱っていらっしゃる人は多いのではありませんか?

  

 

このような心構えでは、知らず知らずのうちに、相手に失礼なふるまいをしてしまうことに繋ります。

 

これらの積み重ねが接遇クレーム・ハラスメントの基になることもあります。

 

相手の職業を含め、相手を尊重し、相手の状況・立場・背景などを理解し、

思いやり、人を大切にするという心構えが必要です。

  

医療機関の接遇教育では、職種間・他業種間・地域の方々・外部の方々への対応なども含めて

威圧感や緊張・不安などを与える「上から目線の対応」や

「ハラスメント」「接遇クレーム」など助長させない配慮も大切です。

 

そして、お互いを尊重するということを、事業所内だけにとどまらず、

地域へと、社会へと、循環の輪を広げていくことが大切です。

   

その根本には、医療機関内で
まず、各自をお互いに尊重すること・職員の方々を大切にすることの他、

地域・社会へとその輪を広げ、

他の方々の職種を含めて相手を尊重するひとりひとりを尊重する指導が必要になってきます。

 

接遇の指導は、目の前にいらっしゃらない方に対しても尊重する心構えが大切です。

 

 

私達の仕事・生活は、モノを扱ってくださる方々(作る・売る・操作するなど)を含んで、

多くの職業の方がいらっしゃるお蔭で成り立っています。

 

各職業に、新人の方とベテランの方に、たとえ 経験や技術に個人差があったとしても

その職業を選んだことで、人として高いスキルがあるだとか、そうでないなどはありません。

どちらの仕事も皆さんも、皆同じように尊いのです。

 

たとえ、自分の職業と異なる方々が自分の目の前にいらっしゃらなくても、

皆様への感謝や各自を尊重する心構えを持って、
すべての方を大切にした教育を行いましょう。

 

その思いは、自分自身が気づかなくても

ひごろの心構えが、日常の生活の中 いろいろな人や、物ごとに対して

言葉や態度に出ます。

 

裏表のない心構え、態度、言葉⇒人によって態度を変えない。
いつ、どなたに 見られても、聞かれても よい教育。
皆を尊重し、思いやりを大切にすること。
  

これが、接遇教育以前に大切なことではないでしょうか。