徘徊されている(認知症の)方の早期発見・保護に向けて

 


認知症は脳の病気です。 

皆で見守りを強化し、

やさしく温かく安全な地域を作っていきましょう。


 ~メッセージ~

 

認知症で徘徊されている方を発見・保護し、警察に連絡・警察官が到着までに対応した経験から、

公共交通機関に勤務されている方・地域の方すべてでご高齢の方への見守りをすることが大切だと感じています。

 

認知症が原因で行方がわからなくなったとして、2017年に全国の警察に届け出があった行方不明者は 

のべ人数で15,863人でした。 この人数は、下記の図のように、年々増加しています。

 

 

出典:警視庁ウェブサイト URL: https://www.npa.go.jp/index.html

平成29年における行方不明者の状況について」

URL: https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/fumei/H29yukuehumeisha_zuhyou.pdf


出典:警視庁ウェブサイト URL: https://www.npa.go.jp/index.html

平成29年における行方不明者の状況について」

URL: https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/fumei/H29yukuehumeisha_zuhyou.pdf


今後、高齢化は、さらに進みます。

 

皆さんが発見時、ご本人は、すでに体調不良かもしません。

そのことに早く気づいて、適切な対応をすることが必要です。

 

中には、受け答えがしっかりされている方もいらっしゃり、

認知症だと気づきにくい場合があるかもしれません。


この場合は、認知症の方の受け答えの特徴を知っておくことと、
認知症を判断できるようになることが大切です。
 

認知症は、誰にでもなる可能性のある病気です。

地域ぐるみで徘徊や認知症への理解を深め、

対応の方法や連絡先の確認・連絡手段、事業所内での見守り組織体制をしっかりと整え、
早期発見・保護し、適切な対応・通報ができるようになりましょう。


~想定する受講生~

すべての方々。

サービス業に従事されている方々。

銀行、電車、地下鉄、バス等の公共交通機関に勤務する職員、行政、コンビニ、スーパー、ドラッグストア、

飲食店、ガソリンスタンド、配達(新聞、郵便、宅配<荷物、お弁当>等)、小売店、商店街、調剤薬局など

地域で勤務されている方、学生の方、教職員、自治体、老人クラブ、家族会、民生委員、企業、JC、商工会など。


~カリキュラム例~

 

*例 90

 

■認知症について理解を深めよう

*講義・ワーク

 

■認知症・徘徊に気づこう

・受け答えがはっきりしている方もいらっしゃる。

 どのような点に気をつけて観察し接するか

・ご本人の体調不良を、どこを、どのように観察して気づくか

 →手当・対応方法を知ろう

   (講師は、

  *家族の介護経験者<初期の認知症から亡くなるまでの過程10年すべて介護>

  *家族の世話に医療介護機関に10年以上通い、様々な症状のご高齢の方を見、接してきている 

  *市消防署委嘱:救命講習指導員経験他 有資格者

  *地元地域の見守りボランティアに長年携わり、地域のご高齢の方やご家族とのいろいろな経験有

・救急への通報のしかた

・救急車が到着するまでの救急対応

*講義・実技演習

 

■徘徊されている方への接し方

・認知症の方への必要な心構え

接し方トレーニング
 (認知症には、さまざまな症状がありますが時間内でできる限りのトレーニングをしましょう)

・実際の発見保護、警察への通報・警察が来られるまでに行うこと

 対応時、特に気をつけること、ご本人確認の方法例、

 現場で困ったことなど⇒どうすればよいか(実話)

*講義・実技演習

 

■認知症の方を発見したときの社内の対応や通報(警察・市・地域包括等への)

 システムを構築しましょう

 注意:人手不足のときも、無責任な対応をしないようにしなしょう。

    徘徊と気づかれずに徘徊を続け、亡くなっている方もいらっしゃることを、

    しっかりと認識しましょう。

・人手不足でも、事業所内で確実な対応方法を設定し、全社員で徹底した訓練をしましょう

*徹底した実技訓練演習・通報システムの確立アドバイス

 


~講師より~

 

私は、早くに親を亡くし、その後、10年に及ぼぶ祖母の介護を経験しました。

実際に数年前、駅で認知症の方の保護・通報をしたとき、

とても ひとごととは、思えなかったのです。

 

強い雨が降っていた日でした。

 

もし、あの日、あの時、ご本人と会えてなかったら、

 ご本人は、この雨の中を歩き続けていらしたのだろうか…。」

ご家族が心配になってお探しになっているだろう…。」とか、

私は家に戻ってから、いろいろなことが頭をよぎり、

何度も思い出しては、涙があふれてきました…。

 

今もこのメッセージを打ちながら、あの時のことを思い出してきて、涙があふれてきました…。

 

年をとるということは、誰にでも平等に訪れるものです。

 

皆、この世に生を受け、ひとりひとりが大事な存在です。

それは、皆、同じなのです。

 

私は、偶然こちらのページをご覧下さった方々が、

認知症について自分で調べて知ろうとしてくださったり、

なにか自分にできることを考え、

ひとりひとりの協力の必要性をご認識くださったら、

とてもありがたく思います。

 

皆様の地域所轄の包括支援センターや、行政の介護福祉関係の部署、

ご近所の介護事業所の職員の方々、実際に御家族の介護を経験された方々などの

お話を聴かれるのもよいではと思います。

ひとりひとりの命を、人を大切にして、

みんなが安心してすごせる温かい地域を、

皆さんの手で作っていただきたいと願っています。

 

あなたの親御様・ご家族が、あなたが、
みなさまの地域にいらっしゃる方々が、

皆さんがいつまでもお元気で幸せにお過ごしになりますように…。